鼻洗浄液の作り方は?鼻うがいのやり方や注意点も解説
鼻の奥に溜まった花粉やホコリ、粘り気のある鼻水を除去したいときに役立つのが鼻うがいです。
そして、鼻うがいは適切な塩分濃度の鼻洗浄液を用意する必要があります。
市販のものを使う方法もありますが、正しい濃度と作り方を知っておけば、自宅でも簡単に用意可能です。
この記事では、鼻洗浄液の作り方について詳しく解説します。
鼻うがいの正しいやり方や注意点、よくある質問などもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
鼻うがいとは?期待できる効果やメリット

鼻うがいとは、鼻の奥に洗浄液を流し入れ、溜まった汚れや花粉、細菌などを洗い流すセルフケア方法です。
普段の鼻かみだけでは取り切れない粘り気のある鼻水や、鼻腔内に付着したアレルギー物質をしっかり落とせるのが特徴です。
空気中には花粉・ホコリ・ウイルスなどが常に漂っており、これらが鼻に入ると鼻づまりやムズムズ感の原因になります。
鼻うがいはこうした異物を物理的に流せるため、鼻の不快な症状を和らげたいときに役立つでしょう。
また、鼻の通りが良くなることで口呼吸が減り、喉の乾燥や睡眠の質の低下を防ぐことにもつながります。
そして、鼻うがいは専用のボトルや洗浄液があれば自宅で簡単に行える点も大きなメリットです。
風邪や感染症予防、アレルギー対策、鼻の不快感の軽減のために気軽に取り入れやすいセルフケア方法といえるでしょう。
鼻洗浄液の作り方

鼻洗浄液は、鼻に流しても痛みを感じにくいよう、人間の体液に近い濃度で作ることが大切です。
市販の生理食塩水を使う方法もありますが、水と塩があれば自宅でも簡単に準備できます。
正しい濃度や温度を守らないと、鼻がツーンとしたり粘膜を傷つけてしまったりする恐れがあるため、手順を理解してから作るようにしましょう。
ここでは鼻洗浄液の作り方と注意点について解説します。
用意するもの・準備と注意点
鼻洗浄液を作るために準備するものは、水・塩・容器の3つです。
水道水を使う場合は必ず一度沸騰させ、37〜40℃程度まで冷まして使用します。
また温度にも注意が必要で、冷たい水は刺激になりやすく、反対に熱すぎると鼻の粘膜に負担がかかってしまうためぬるま湯を使用しましょう。
お湯に溶かす塩は、添加物を含まない食塩を使用してください。
使う量は水500mlに対して4.5gが目安となります。
濃すぎても薄すぎても刺激になる可能性があるため、計量スプーンを使って正確に量を測りましょう。
食塩を使った作り方
食塩を使った作り方は以下の通りです。
- 清潔な容器に500mlの沸騰させたお湯を入れる
- お湯を37~40℃程度に冷ます
- 食塩4.5gをお湯に溶かして混ぜる
塩を入れた後は、底に塩が残らないようしっかり混ぜることがポイントです。
作った液はすぐに使用し、残ったものは保存せずに捨てましょう。
鼻洗浄液を使うと痛くないのはなぜ?濃度が違うとどうなる?
鼻洗浄液を鼻に注入しても痛くない理由は、体液と同じ浸透圧になるよう作られているためです。
人間の体液と近い濃度(約0.9%)で作った食塩水は、鼻の粘膜にとって自然な状態に近く、しみたり強い刺激を感じたりしにくい特徴があります。
逆に、真水のまま鼻に入れるとツーンとした痛みが出やすく、粘膜を痛める原因にもなるため注意が必要です。
濃度が薄すぎると水分が粘膜にしみ込みやすくなり痛みが出やすくなります。
一方で、塩分が濃すぎると脱水のような状態になり、強い刺激や不快感が出ることがあります。
温度も刺激の原因になるため、冷たすぎたり熱すぎたりしないよう、37~40℃程度のぬるま湯で使うことが大切です。
鼻うがいのやり方

鼻うがいは難しそうに思えるかもしれませんが、正しい手順とコツを押さえれば、負担も少なく続けやすいセルフケア方法です。
ここでは、鼻うがいの具体的な手順やおすすめのタイミング・頻度について解説します。
鼻うがい用の器具を用意する
鼻うがいを行うには、洗浄液を注入するための器具が必要です。
市販されているボトルタイプやノズル付きの器具は使いやすく、初めての人でも扱いやすい作りになっています。
専用器具があると適量を無理なく流せるため、鼻への負担も軽減しやすいでしょう。
家に専用器具がない場合は小さなボトルやコップを代用することもできますが、鼻うがい専用にして清潔に保つことが大切です。
また、自分の力で行う鼻うがいに不安がある場合は、電動式の鼻洗浄器を使用するのがおすすめです。
電動式は自動で安定した水流が出続けるため、押す勢いや力加減を気にせずに鼻うがいができます。
鼻うがいの手順
鼻うがいをするときは、姿勢と口の開け方が大切です。
以下の正しい手順に沿って鼻うがいをしましょう。
- 洗面台に前かがみになり、顔を軽く下に向ける
- 口を軽く開けて「えー」と声を出しながら、ノズルを鼻の穴にそっと押し当てる
- 洗浄液をゆっくりと注入する
- 洗浄液を反対側の鼻の穴または口から出す
- 鼻うがい後、鼻をやさしく片方ずつかむ
「えー」と声を出すのは、耳の方に水が入るのを防ぐためであるため、必ず声を出しながら行うことが大切です。
片方の鼻が終わったら、もう片側の鼻も同じように洗い、両方合わせて2〜4回ほど繰り返すとスッキリしやすくなります。
仕上げに器具を洗って乾燥させ、次回も衛生的に使えるようにしましょう。
鼻うがいをするおすすめのタイミング・頻度
鼻うがいは、毎日無理のない範囲で続けることで効果を実感しやすくなります。
基本的には1日2〜3回を目安に継続すると良いでしょう。
やりすぎると鼻の粘液を過度に流してしまう可能性があり、かえって逆効果になる恐れがあるため注意が必要です。
朝起きたときに行うと、寝ている間に鼻に溜まったホコリや粘液を取り除きやすく、すっきりした状態で一日を始められます。
夜の鼻うがいもおすすめです。
日中吸い込んだ花粉やホコリを洗い流せるため、寝る前に行うと呼吸がしやすくなり、快眠につながることがあります。
また、外から帰ってきたタイミングで行えば、アレルゲンを家の中に持ち込むのを防ぎやすくなります。
自分の生活スタイルに合ったタイミングで、適切な頻度を守って鼻うがいを行いましょう。
鼻うがいをするときの注意点

鼻うがいをするときは、以下の注意点を押さえましょう。
- 必ず生理食塩水か専用の洗浄液を使用する
- 洗浄液はゆっくりと押し出す
- 鼻うがい後に必ず鼻をかむ
- 1日2~3回程度に抑える
- 誤嚥しやすい人や喉に炎症がある人は控える
ここでは上記の注意点についてそれぞれ解説します。
必ず生理食塩水か専用の洗浄液を使用する
鼻うがいをするときは、普通の水ではなく必ず生理食塩水か専用の洗浄液を使いましょう。
真水をそのまま鼻に入れると、ツーンとした痛みが出たり、鼻の粘膜を傷つけたりする可能性があります。
人間の体液と近い濃度(約0.9%)の生理食塩水であれば刺激が少なく、快適に洗浄できます。
洗浄液はゆっくりと押し出す
洗浄液を注入する際は、勢いよく押し込まず、ゆっくり流し込みましょう。
強い圧をかけると洗浄液が耳に入ったり、鼻の粘膜を傷つけてしまったりする可能性があります。
耳に洗浄液が流れ込んでしまうのを防ぐためには、「あー」や「えー」と声を出しながら注入するのがポイントです。
鼻うがい後に必ず鼻をかむ
鼻うがい後は、鼻の中に洗浄液が残らないよう、必ずやさしく鼻をかんで外へ出しましょう。
液が残ったままだと、あとから耳に流れ込むことがあり、中耳炎につながる恐れがあります。
強くかみすぎると耳に圧がかかってしまうため、片側ずつやさしくかむのがポイントです。
鼻うがい中に洗浄液や唾液を飲み込むのも中耳炎を起こすリスクがあるため、飲み込まないよう意識しましょう。
1日2~3回程度に抑える
鼻うがいはやりすぎると、鼻の粘膜を守るための大切な粘液まで洗い流してしまうことがあります。
すると、かえって鼻の不快感が強くなる恐れがあるため注意が必要です。
基本的な目安は1日1〜2回で、多くても3回程度までに抑えるようにしましょう。
朝と夜など、決まった時間に習慣として取り入れると続けやすくなります。
誤嚥しやすい人や喉に炎症がある人は控える
誤嚥しやすい方や高齢の方、または喉に炎症がある場合は鼻うがいを控えたほうが良いでしょう。
洗浄液が気管や肺に入ってしまうと、むせたり、症状が悪化したりする可能性があります。
また、中耳炎がある方やその疑いがある方も、鼻うがいによって耳に負担がかかりやすくなるため控えたほうが安心です。
気になる症状がある場合は、鼻うがいをする前に医師に相談してみましょう。
鼻うがいがおすすめな人

鼻うがいは、以下のような人におすすめのセルフケア方法です。
- 風邪やウイルス感染を予防したい人
- 花粉やアレルギーに悩んでいる人
- 副鼻腔炎の症状に悩んでいる人
- 鼻の不快感に悩んでいる人
ここでは上記4つの特徴についてそれぞれ解説します。
風邪やウイルス感染を予防したい人
鼻うがいは、風邪やウイルス感染を予防したい人におすすめです。
鼻は呼吸器につながる入口のため、ウイルスや細菌が付着しやすい場所です。
鼻づまりで口呼吸が増えると、空気中の病原体が直接のどに入りやすくなるため、感染のリスクが高まります。
鼻うがいで鼻の奥を洗浄しておけば、付着したウイルスを物理的に流せるため、風邪やウイルス感染の予防効果が期待できるのです。
花粉やアレルギーに悩んでいる人
花粉症やハウスダストによるアレルギーに悩む人にも、鼻うがいがおすすめです。
アレルギー症状は、鼻の粘膜に花粉やダニの死がいなどが付着することで反応が起こります。
鼻うがいをすると、こうしたアレルゲンを洗い流せるため、鼻水・くしゃみ・鼻づまりといった症状の軽減が期待できます。
特に春や秋はアレルゲンが多くなる時期のため、外から帰ってきたタイミングで取り入れるとより効果的です。
毎日の習慣に取り入れることで、鼻の不快感も減りやすくなります。
副鼻腔炎の症状に悩んでいる人
副鼻腔炎(蓄膿症)が気になる人にも、鼻うがいがおすすめです。
副鼻腔炎は鼻の奥にある副鼻腔が炎症を起こす病気で、粘り気のある鼻水や鼻づまり、頭痛などが起こります。
鼻うがいで直接副鼻腔を洗うことはできませんが、鼻の中に溜まった分泌物や異物を取り除くことで、症状が軽くなる可能性があります。
後鼻漏(鼻水が喉に落ちる症状)が気になる場合も、鼻の通りを整えることで不快感の軽減につながるでしょう。
鼻の不快感に悩んでいる人
鼻をかんでもスッキリしない、ネバネバした鼻水が残っている感じがするなど、鼻の不快感に悩む人にも鼻うがいがおすすめです。
鼻うがいは鼻の中の粘膜に潤いを与え、乾燥によるムズムズ感を和らげる効果が期待できます。
鼻の中を洗浄することで、鼻呼吸がしやすくなり、口呼吸によるデメリット(喉が乾燥しやすくなる、風邪やウイルス感染リスクが高まるなど)を避けることにもつながるでしょう。
鼻うがいに関するよくある質問

鼻うがいに関するよくある質問をまとめました。
- 鼻うがいは水道水でしてもいい?
- 鼻うがいのデメリットは?
ここでは上記2つの質問についてそれぞれ解説します。
鼻うがいは水道水でしてもいい?
水道水を使って洗浄液を作る場合は、水を一度しっかり沸騰させ、37~40℃程度まで冷まして使いましょう。
日本の水道水は質が高いものの、水道水には細菌が含まれている可能性があります。少し温めただけでは細菌が残る可能性があるため、沸騰させる工程は飛ばさないようにしてください。
また、沸騰させた水道水はそのまま使うのではなく、専用の洗浄剤や塩を加えて生理食塩水にすることが大切です。
体液に近い濃度の生理食塩水を使うことで刺激が和らぎ、鼻の粘膜にもやさしく洗浄できます。
鼻うがいのデメリットは?
鼻うがいは適切な方法を守らないと、粘膜を傷つけて炎症を起こしたり、耳に洗浄液が入って中耳炎を起こしたりすることがあります。
誤ったやり方としてよくあるのが以下の4つです。
- 洗浄液の温度や塩分濃度が不適切
- 洗浄液を押し出す勢いが強い
- 鼻うがいの回数が多い
- 洗浄後にきちんと鼻をかんでいない
上記の行動は炎症のリスクを高めるため、必ず鼻うがいの正しいやり方を守ってください。
特に生理食塩水の濃度・温度、鼻うがい時の姿勢、洗浄液を押し出す勢いなどに注意しましょう。
痛くない洗浄液で簡単鼻うがい!ハナオートDX

鼻うがいをするなら、電動鼻用洗浄器『ハナオートDX』の使用がおすすめです。
ハナオートDXは電動式で安定した水流が出続けるため、初めて鼻うがいをする方でも、鼻の奥の隅々まで洗浄しやすくなっています。
ハナオートDXには、痛くない専用洗浄液『ソルトミント』が付属するため、自分で洗浄液を作るのが不安な方でも、簡単に生理食塩水を作ることが可能です。
付属分を使い切った場合は、公式オンラインショップで洗浄剤のみ追加で購入できます。
60包入りと180包入りの2種類があるため、鼻うがいの頻度に合わせて購入しやすいでしょう。
鼻うがいを始めたい方は、ぜひハナオートDXとソルトミントの利用を検討してみてください。
まとめ
鼻洗浄液は、水と塩があれば自宅で簡単に作れますが、濃度や温度を誤ると刺激が強くなることがあります。
塩分濃度は体液に近い0.9%程度、温度は体温に近い37〜40℃程度にすることが大切です。
また、勢いよく流し込まず、ゆっくり注入することも大切です。
鼻うがいは正しい方法で行えば、鼻の不快感を和らげられるほか、花粉・アレルギー対策にも役立ちます。
nicoja公式オンラインショップでは、電動鼻用洗浄器の『ハナオートDX』を販売しています。
専用洗浄液『ソルトミント』も取り扱っているため、鼻洗浄液を作るのが不安な方はぜひチェックしてみてください。
記事監修者
日光精器株式会社開発部執行役員 上村 明
低周波治療器や鼻うがい器の実践的な情報を選りすぐり掲載しました。具体的な使い方やメリットをわかりやすく紹介しています。
少しでもお悩みを解決するためのご参考になりますと幸いです。
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