鼻うがいは自律神経の乱れにも効果がある?耳鼻科の病気との関係性や正しいやり方を解説
鼻の不調が続くと、息苦しさだけでなく、だるさや眠れないといった全身の不調を感じることがあります。
実は鼻と自律神経は深くつながっており、鼻づまりや後鼻漏などの症状が長引くことで、自律神経のバランスが乱れやすくなるのです。
この記事では、自律神経の乱れと耳鼻科の病気の関係性について詳しく解説します。
鼻の不快感の軽減に役立つ鼻うがいの効果や具体的な方法、自律神経を整えるセルフケア方法などもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
自律神経の乱れと耳鼻科の病気の関係性

自律神経の乱れは生活習慣やストレスだけでなく、耳鼻科の病気が関係している場合もあります。
特に後鼻漏や上咽頭炎のように鼻と喉の奥で起こるトラブルは、自律神経に影響を与えやすいとされているのです。
ここでは、自律神経の乱れと後鼻漏・上咽頭炎の関係性について詳しく解説します。
自律神経とは
自律神経とは、自分の意思とは関係なく働き、体内のバランスを調整してくれる神経のことです。
具体的には呼吸・脈拍・体温・血圧・胃腸の動きなど、生きるうえで欠かせない働きを担っています。
自律神経は『交感神経』と『副交感神経』に分かれており、この2つが状況に合わせてバランスをとることで体調を維持しているのです。
しかし、ストレスや睡眠不足、生活リズムの乱れなどが続くと、このバランスが崩れやすくなります。
すると、だるさ・緊張感・不眠・めまい・頭痛・肩こり・気持ちの落ち込みなど、さまざまな不調が一度にあらわれることがあります。
また、原因不明な体調不良が続く背景に、自律神経の乱れが隠れていることも少なくありません。
自律神経の乱れと後鼻漏・上咽頭炎の関係性
自律神経が乱れる背景には、後鼻漏や上咽頭炎のような耳鼻科の病気が関係していることがあります。
後鼻漏とは、鼻水が増えたり粘り気が強くなったりすることで、喉に流れ込む症状のことです。
風邪やアレルギーだけでなく、鼻の奥にある上咽頭が炎症を起こしている場合にも起こりやすくなります。
上咽頭はウイルスや細菌の侵入を防ぐ大切な場所で、免疫細胞が多く集まっています。
この部分が炎症を起こすと、周囲にある自律神経にも刺激が伝わり、全身のバランスが崩れてしまうことがあるのです。
すると緊張しやすくなる、眠りが浅くなる、頭痛や倦怠感が続くといった全身の不調が続く原因になります。
また、鼻づまりによって口呼吸が増えると、喉が乾燥して炎症が悪化しやすく、自律神経のバランスがさらに崩れやすくなります。
口呼吸が続くと息を吸うために余計な力が入り、顔・首・肩などに力が入りやすくなるため、交感神経が緊張した状態が続くのです。
その結果、後鼻漏が悪化し、自律神経の乱れも強まるという悪循環が生まれます。
鼻の炎症が落ち着くことで自律神経の働きが整うこともあるため、原因不明の不調が続く場合は鼻・喉のケアも重要になります。
鼻うがいに期待できる効果

鼻うがいは以下のような効果が期待できます。
- 風邪やウイルス感染予防
- 副鼻腔炎などの症状の緩和
- 花粉・アレルギー対策
- 鼻の換気状態の改善による身体上部の症状緩和
- 鼻呼吸がスムーズになる
ここでは上記5つの効果についてそれぞれ解説します。
風邪やウイルス感染予防
鼻うがいは、風邪やウイルス感染予防の効果が期待できます。
鼻は空気中の細菌やウイルスの入り口であり、ここに病原体がとどまり増えてしまうと、風邪や上気道感染につながりやすくなります。
鼻うがいをすることで、鼻粘膜や上咽頭に付着したウイルス・細菌・ホコリを物理的に洗い流すことができ、体内にとどまりにくい状態が作られるのです。
また、鼻の粘膜が乾燥していると免疫の働きが弱まりやすいため、洗浄によって粘膜が潤いを保てる点も予防に役立つポイントです。
風邪が流行る時期や日常的に人が多い場所にいる方は、鼻うがいを習慣化することで感染リスクを下げやすくなります。
副鼻腔炎などの症状の緩和
鼻うがいは、鼻腔内の余分な鼻水や膿を洗い流し粘膜を清潔に保つことで、副鼻腔炎などの不快な症状を和らげる効果が期待できます。
粘度が高い鼻水は鼻をかんでも出にくいため、洗浄によってスムーズに排出しやすくなる点も大きなメリットです。
また、上咽頭周囲の炎症が続くと後鼻漏や喉の違和感も起こりやすくなりますが、鼻うがいを取り入れることで上咽頭の刺激を減らし、痛みやイガイガ感が軽くなる場合があります。
症状が慢性的に続きやすい副鼻腔炎のケアとして、日常的に取り入れやすいセルフケア方法です。
花粉・アレルギー対策
花粉症やアレルギー性鼻炎は、鼻に入り込んだ花粉やダニの成分が原因となり、くしゃみ・鼻水・鼻づまりなどの反応が起こります。
鼻うがいをすると、鼻腔内に溜まったアレルゲンを直接洗い流せるため、症状の悪化を抑えることにつながります。
特に花粉の多い季節は、外出後の鼻うがいで花粉を早めに取り除くことで、鼻の炎症が強くなるのを防ぎやすくなるでしょう。
鼻の換気状態の改善による身体上部の症状緩和
鼻づまりが続くと、換気がうまくできず、頭に熱がこもったような感覚が出ることがあります。
こうした状態は頭重感やだるさ、イライラ、ぼんやりする感じなどの症状につながりやすく、日常生活にも影響を与えるため注意が必要です。
鼻うがいによって鼻腔が通りやすくなると、息が吸いやすくなり、頭の中のこもった熱が逃げやすくなります。
その結果、だるさやイライラといった症状が軽くなることがあるのです。
鼻呼吸がスムーズになる
鼻うがいをすると、鼻呼吸がスムーズになります。
鼻の中にホコリやアレルゲン、粘り気のある鼻水などが溜まっていると、鼻の通りが悪くなり、口呼吸になりがちです。
口呼吸が続くと、喉の乾燥や感染リスクの上昇、自律神経のバランスの乱れなど、さまざまな不調につながります。
鼻うがいをすることで鼻腔内がきれいになり、空気の通り道が広がるため、自然と鼻で呼吸しやすくなります。
鼻呼吸がスムーズになることで睡眠の質が向上したり、日中の集中力が保ちやすくなったりするため、健康維持にも役立つセルフケア方法といえるでしょう。
鼻うがいの方法

鼻うがいは以下のような効果が期待できます。
鼻うがいの効果をしっかり得るためには、適切な器具と洗浄液を使い、正しい手順で行うことが大切です。
ここでは鼻うがいをするにあたり用意するものや具体的な手順、注意点について解説します。
鼻うがい用の器具を準備する
鼻うがいを安全に行うためには、専用の器具を用意しておくことが大切です。
ポンプ式のものやシリンジ式のものなど、さまざまな製品が市販されています。
専用器具は圧力が調整しやすく、鼻の穴にフィットする形になっているため、水が入りすぎるトラブルを防ぎやすい点がメリットです。
自分の手で押し出して使うタイプの鼻うがい器の使用が不安であれば、電動式のものを選ぶのがおすすめです。
電動式の鼻うがい器は、自動で適切な強さの水流が出続けるため、強く押し出してしまう心配がありません。
自宅にあるコップやドレッシングボトルで代用する方法もありますが、その場合は衛生的な観点から鼻うがい専用として使用し、鼻うがい後はしっかり洗って乾かすようにしましょう。
鼻うがい用の洗浄液を準備する
鼻うがいで特に重要なのは、専用の洗浄液(生理食塩水)を用意することです。
真水をそのまま鼻に入れると強くしみてしまうため、体液と同じ浸透圧(0.9%前後)に調整した塩水を用意します。
市販の専用粉を使えば失敗がなく手軽に用意できますが、自宅でも簡単に作れます。
- 清潔な容器に沸騰させたお湯500mlを用意する
- お湯を37~40℃程度まで冷ます
- 食塩4.5gをお湯に溶かして混ぜる
塩はミネラルなどの混じっていない精製塩を使用してください。
また、洗浄液は作ってすぐに使い切り、余ってしまった場合は保存せず捨てましょう。
温度が冷たすぎたり熱すぎたりすると粘膜に刺激になるため、人肌程度を目安にしてください。
鼻うがいの手順
鼻うがいの正しい手順は以下の通りです。
- 前かがみの姿勢になる
- 口を軽く開けて「えー」と声を出しながら、ノズルを鼻の穴にそっと押し当てる
- 洗浄液をゆっくり注入する
- 洗浄液を反対側の鼻または口から出す
- 鼻うがい後、鼻を片方ずつやさしくかむ
片側が終わったら、もう一方も同じように行います。
終わった後は、鼻を片側ずつ優しくかんで残った洗浄液を出しましょう。
使用後の器具はよく洗い、乾燥させてください。
鼻うがいをするときの注意点
鼻うがいをするときは、以下の点に注意が必要です。
- 洗浄液は適切な濃度・温度を守る
- 1日2~3回までにする
- 洗浄液を勢いよく押し出さない
- 鼻うがい中に唾液や洗浄液を飲み込まない
洗浄液は鼻うがい用のものを使用するか、温度・濃度が適切な生理食塩水を用意しましょう。
濃度が適切でないと、粘膜への刺激が強くなる可能性があります。
また、勢いよく押し出したり何度もやりすぎたりするのも良くありません。
やりすぎると鼻腔内の粘液を過度に洗い流してしまい、かえってバリア機能が低下する恐れがあるため、多くても1日2~3回程度にとどめましょう。
自律神経を整えるセルフケア方法

自律神経を整えるセルフケア方法は以下の通りです。
- 生活リズムを整える
- ストレッチを行う
- 湯船に浸かってリラックスする
- 香りでリラックスする
- 寝る前にスマホを見ない
- お酒やカフェインの摂取量を減らす
ここでは上記のセルフケア方法についてそれぞれ解説します。鼻うがいに加えて、これらのセルフケアも試してみるといいでしょう。
生活リズムを整える
自律神経を安定させるうえでとても重要になるのが、生活リズムを整えることです。
体内時計は約24時間の周期で動いており、朝に光を浴びることでリセットされます。
生活が乱れると、夜に眠れない、朝起きにくいといった不調につながるため、まずは毎日同じ時間に起きて朝日を浴びる習慣をつけることが大切です。
また、夜勤がある仕事の場合は、日勤を経験してから夜勤にシフトするなど、少しずつ生活時間をずらすことで体への負担を減らせます。
無理なく続けられる範囲で規則正しい生活を意識すると、自律神経が整い、疲れにくい体に近づけます。
ストレッチを行う
軽いストレッチは、手軽に取り入れられるセルフケア方法です。
肩や首まわりのストレッチは、座ったままでも気軽にでき、凝り固まった筋肉をほぐせます。
例えば、腕を前でクロスして肩甲骨を伸ばす動きや、片手で頭を横に傾けて首筋を伸ばすストレッチは短い時間でもスッキリしやすいためおすすめです。
仕事の合間や休憩中にこまめに体を動かすだけでも血行が良くなり、自律神経を整えやすくなります。
湯船に浸かってリラックスする
ぬるめのお風呂にゆっくり浸かることは、副交感神経を優位にして体をリラックスさせる効果があります。
特に眠りが浅い、寝つきが悪いと感じる方は、お風呂の時間を工夫することで睡眠の質が改善されやすくなります。
アロマオイルを数滴入れる方法や、ドライハーブを煮出したハーブ液を湯船に加える方法もおすすめです。
40℃前後のぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、心も体もゆったりと整いやすくなります。
香りでリラックスする
自律神経を整えるうえで手軽かつ続けやすいセルフケア方法として、香りを使った方法が挙げられます。
アロマやハーブティーを生活に取り入れると、気持ちが落ち着き、ストレスを感じにくくなる効果が期待できます。
朝はミントやレモングラスのような爽やかな香り、夜はラベンダーやカモミールなどの落ち着く香りがおすすめです。
精油を水に数滴垂らしたり、寝具から少し離れた場所にアロマスプレーを使ったりすると自然に香りを感じられます。
香りは気分転換にも役立つため、仕事や家事の合間にぜひ取り入れてみてください。
寝る前にスマホを見ない
寝る前にスマホを見る習慣は、自律神経の乱れを招きやすいため控えましょう。
スマホの画面から出るブルーライトや大量の情報は脳を興奮させるため、眠気がこなくなったり、寝つきが悪くなったりすることがあります。
さらにスマホを枕元に置いたまま寝ると、通知音や振動で睡眠が浅くなることもあります。
寝る前にスマホを見ないことに加え、寝床のそばにスマホを置かないことを心がけることで、自律神経を整えやすくなるでしょう。
お酒やカフェインの摂取量を減らす
お酒やカフェインは交感神経を刺激しやすいため、摂取量を控えることが大切です。
摂りすぎると体が興奮状態になり、リラックスしにくくなるだけでなく、眠りの質も低下してしまいます。
特に夜遅い時間にカフェインを摂取すると、眠気が遠のき睡眠リズムが乱れやすくなります。
コーヒーは1日数杯までにして、夕方以降は控えると良いでしょう。
また、お酒も量が多いと睡眠が浅くなり、疲れが取れにくくなります。
完全にやめる必要はありませんが、摂取量を少し減らすだけでも自律神経への負担が和らぎ、体が休まりやすくなります。
電動式で簡単!鼻うがいなら「ハナオートDX」がおすすめ

鼻うがいをするなら電動鼻用洗浄器の『ハナオートDX』がおすすめです。
電動式で安定した水流が出続けるため、勢いよく押し出してしまったり奥まで洗い流せなかったりする心配がありません。
鼻の奥まで洗浄液が行き届き、粘り気のある鼻水やアレルゲンなどをしっかり洗い流せます。
また水圧は弱・中・強の3段階で調節可能な仕様となっており、開始から1分後に自動で止まるタイマー付きで、初めて鼻うがいをする方も安心です。
鼻うがいを習慣にしたい方は、ぜひ検討してみてください。
まとめ
鼻うがいは、鼻腔や上咽頭に溜まった汚れやアレルゲンを洗い流すことで、鼻の通りをスムーズにするセルフケアです。
鼻呼吸がスムーズになると、頭が重い、集中しづらいといった自律神経由来の不快感が軽くなる場合もあります。
また風邪予防やアレルギー対策、副鼻腔炎の症状緩和などにも役立つため、ぜひ積極的に取り入れてみてください。
nicoja公式オンラインショップでは、電動鼻用洗浄器の『ハナオートDX』を販売しています。
手動で行うよりも、手軽かつしっかり鼻腔内の鼻水や異物を洗い流せるため、鼻うがいを始める予定の方はぜひチェックしてみてください。
記事監修者
日光精器株式会社開発部執行役員 上村 明
低周波治療器や鼻うがい器の実践的な情報を選りすぐり掲載しました。具体的な使い方やメリットをわかりやすく紹介しています。
少しでもお悩みを解決するためのご参考になりますと幸いです。
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