鼻うがいのやり方は?洗浄液の作り方や効果、注意点も解説
鼻うがいは、鼻の奥に溜まった花粉やホコリ、ウイルスなどをやさしく洗い流せるセルフケアです。
正しく行えば痛みはほとんどなく、鼻の通りが軽くなり、呼吸がしやすくなるのが特徴です。
しかし、「どうやってやるの?」「痛くないの?」と不安を感じる人も少なくありません。
この記事では、鼻うがいの正しいやり方について詳しく解説します。
鼻うがいに必要なものや洗浄液の作り方、注意点などもまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。
鼻うがいとは

鼻うがいとは、生理食塩水などの洗浄液を使って鼻の中をやさしく洗い流すセルフケア方法です。
鼻の奥に溜まった花粉やハウスダスト、細菌、ウイルス、そして鼻をかんでも出てこない粘り気のある鼻水を取り除くことができます。
正しい方法で行えば痛みはほとんどなく、洗浄後は鼻の通りがスッと軽くなることもあります。
耳鼻科でも指導されることがあり、日常的なケアとして取り入れやすい方法といえるでしょう。
鼻うがいに期待できる効果

鼻うがいに期待できる効果として、以下の5つが挙げられます。
- 鼻腔内の異物を除去する
- 風邪やウイルス感染の予防
- アレルギー対策
- 鼻の不快感の改善
- 副鼻腔炎や後鼻漏の予防・症状改善
ここでは上記5つの効果についてそれぞれ解説します。
鼻腔内の異物を除去する
鼻うがいに期待できる効果の一つとして、鼻腔内の異物を洗い流すことが挙げられます。
鼻には細かい毛があり、外から入ってきたホコリや花粉、汚れをキャッチする仕組みがあります。
しかし、空気中の汚れが多い日や花粉が多く飛ぶ季節は、鼻の中に汚れが溜まりやすくなります。
こうした状態が続くことで、鼻の働きが弱まり、ムズムズ感や詰まりが起こりやすくなるのです。
そこで鼻うがいで生理食塩水を鼻に流し込むことで、普段の鼻かみでは取り除けない汚れまでスッキリ洗い流せます。
粘り気の強い鼻水も柔らかくなり、かみやすくなるため、鼻の奥に残りにくくなる点も大きなメリットです。
日常的に行うことで、鼻の通りが良い状態を保ちやすく、呼吸も楽に感じられるでしょう。
風邪やウイルス感染の予防
鼻うがいは、風邪やウイルス感染の予防効果も期待できます。
鼻は空気を取り込む最初の入り口であり、ウイルスや細菌が侵入しやすい場所です。
そのため、鼻の中に病原体がとどまると、風邪や上気道の感染につながることがあります。
鼻うがいでこの入り口部分を清潔に保つことにより、病原体を洗い流し、感染リスクを下げることにつながるのです。
風邪の初期ではウイルスが鼻や喉に付着して増え始めることが多いため、その段階で鼻うがいを取り入れると、付着したウイルスを落としやすくなります。
もちろん、鼻うがいだけで完全に予防できるわけではありませんが、日頃の予防策の一つとして取り入れやすい方法です。
アレルギー対策
鼻うがいの主な効果として、アレルギー対策にもなることが挙げられます。
花粉症やハウスダストなどのアレルギー症状は、アレルゲンと呼ばれる物質が鼻の中に入り込むことで起こります。
花粉の季節や掃除のあとに症状が悪化するのは、鼻の粘膜に多くのアレルゲンが付着するためです。
鼻うがいは、こうしたアレルゲンを直接洗い流せるため、アレルギー対策としてとても相性が良いセルフケアといえるでしょう。
鼻をかんでも出てこない細かい花粉やダニのフンなども、生理食塩水を使うことでしっかり落ちやすくなります。
さらに鼻の中が清潔になることで、鼻水・くしゃみ・鼻づまりといったアレルギー症状が軽くなる効果も期待できます。
鼻の不快感の改善
「鼻がムズムズする」「詰まって息がしづらい」といった鼻の不快感は、汚れや乾燥、粘り気の強い鼻水が原因になっていることがあります。
鼻うがいは、これらの原因を直接取り除けるため、不快感を軽減できる可能性があるでしょう。
特に、ネバネバした鼻水は鼻をかんでも取り切れず、奥に残ってしまうことがあります。
生理食塩水で洗い流すことで鼻水がふやけて柔らかくなり、かみやすくなるため、鼻の中に残りにくくなります。
さらに鼻の通りが良くなることで呼吸が楽になるため、睡眠時の不快感を軽減することも可能です。
寝つきが悪い、夜間に口が乾くといった悩みがある方も、鼻うがいを取り入れることで改善が期待できます。
副鼻腔炎や後鼻漏の予防・症状緩和
鼻うがいは、副鼻腔炎の症状の軽減にも役立ちます。
副鼻腔炎は、鼻の奥にある副鼻腔に膿や粘り気のある鼻水が溜まることで起こる病気です。
鼻が詰まって息がしづらくなったり、頭痛や顔の重さが出たりと、日常生活にも影響しやすい症状が特徴です。
鼻うがいによって、ウイルスと戦った後に残る自分の細胞の残骸・死骸などの不要なものを洗い流すことができます。
早めにこのセルフケアを行うことで、症状の進行を防ぎやすくなるでしょう。
また、後鼻漏(鼻水が喉に垂れる症状)も、鼻うがいによって改善が期待できます。
粘り気の強い鼻水が少なくなることで、喉に流れ込みにくくなり、違和感や咳が起こりにくくなるのです。
さらに、アレルギー性鼻炎があると鼻の粘膜が腫れ、副鼻腔炎が治りにくくなることがあります。
鼻うがいでアレルゲンを洗い流すことで、アレルギー症状が落ち着きやすくなり、結果として副鼻腔炎の症状も整いやすくなります。
副鼻腔炎や後鼻漏、アレルギー性鼻炎の症状に悩んでいる方にもおすすめのセルフケアです。
鼻うがいの正しいやり方

鼻うがいは正しいやり方で行うことで、痛みを感じることなく、鼻の不快感を軽減できます。
ここでは鼻うがいに必要な準備、手順、効果を高めるタイミング・頻度について解説します。
鼻うがい器を用意する
まずは専用の鼻うがい器を用意しましょう。
ボトルタイプやポンプ式のものが代表的な種類で、ドラッグストアなどで入手可能です。
ノズルの形やサイズは製品によって異なりますが、鼻の穴にやさしくフィットするものが多く、痛みを感じにくいように設計されています。
また、自宅にある容器を使うのは避け、必ず鼻うがい専用に作られたものを使うことをおすすめします。
注ぎ口の形が適切でないと、液が勢いよく入りすぎたり、逆にうまく流れなかったりするためです。
衛生面でも専用容器の方が安心できます。
洗浄液を用意する
鼻うがいは、生理食塩水と呼ばれる濃度0.9%程度の塩水を用意する必要があります。
市販の専用洗浄液や粉末タイプのリフィルを使うと簡単に用意できます。自分で洗浄液を用意する場合は、以下の方法を参考に作ることができます。
- 清潔な容器に500mlの沸騰させたお湯を入れる
- お湯を37~40℃程度に冷ます
- ミネラルを含まない精製された食塩4.5gをお湯に溶かして混ぜる
洗浄液は使用する直前に作り、余った液は保存せずに捨ててください。
鼻うがいの手順
鼻うがいは正しい姿勢・呼吸・流し方を意識することで、痛みなく安全に行えます。
正しい手順は以下の通りです。
- 洗面台に前かがみになり、顔を少しだけ傾ける
- 口を軽く開け、「えー」と声を出しながら、ノズルを鼻の穴に軽く押し当てる
- 洗浄液をゆっくりと鼻腔内に注入する
- 反対側の鼻の穴や口から洗浄液を出す
- やさしく鼻を片方ずつかんで洗浄液を排出する
洗浄液を注入する際は、強く吸い込んだり、勢いよく流し込んだりする必要はありません。
片方の鼻を洗い終えたら、もう一方も同じように行います。
最後に器具をしっかり洗って十分に乾燥させ、衛生的に保管しましょう。
鼻うがいを行うタイミングや頻度
鼻うがいは朝と夜に行うのがおすすめです。
朝に行うと寝ている間に溜まったホコリや粘液をスッキリ洗い流せるため、その日1日の呼吸が楽になります。
夜に行うと外出中に吸い込んだ花粉やホコリ、ウイルスなどをリセットできるため、寝る前に取り入れることで睡眠の質が整いやすくなります。
喉に鼻水が垂れる後鼻漏がある方は、寝る前の鼻うがいで違和感が軽くなる効果が期待できるでしょう。
鼻うがいを行う頻度は、基本的に1日1〜2回が目安です。
やりすぎると粘膜を傷めてしまうことがあるため注意してください。
鼻うがいを行うときの注意点

鼻うがいは以下の点に注意して行いましょう。
- 洗浄液を作るときは濃度・温度に気を付ける
- やりすぎない
- 鼻の症状がひどいときは行わない
- 唾液や洗浄水を飲み込まない
ここでは上記4つの注意点についてそれぞれ解説します。
洗浄液を作るときは濃度・温度に気を付ける
鼻うがいに使う洗浄液は、生理食塩水と同じ濃度(塩分0.9%前後)で作ることが大切です。
塩の量が少なすぎると真水に近くなり、鼻に入れたときに強い痛みを感じることがあります。
一方で濃すぎる塩水も刺激が強く、鼻の粘膜を傷める原因になるため注意が必要です。
また、洗浄液の温度も大切なポイントです。
体温に近い37~40℃程度のぬるま湯にすることで、痛みを感じにくく快適に行えます。
やりすぎない
鼻うがいのやりすぎは逆効果になることがあるため注意が必要です。
鼻の粘膜には、外から入ってくるホコリや細菌を捕まえるための粘液が常に分泌されています。
頻繁に鼻うがいをすると、この大切な粘液まで過度に洗い流してしまい、鼻のバリア機能が弱まる恐れがあるのです。
基本的には1日1〜2回、多くても3回程度にとどめるのが良いでしょう。
花粉が多い日や外から帰ってきたときに行うのは問題ありませんが、短時間に何度も繰り返すのは避けましょう。
鼻の症状がひどいときは行わない
鼻うがいは、症状が強く出ているときには控えた方が良いでしょう。
鼻が完全に詰まっているときや、急性副鼻腔炎が疑われるような強い痛み・膿のような鼻水が出ているときは、無理に水を流すとかえって逆効果になることがあります。
特に注意したいのは、鼻の奥にある副鼻腔に膿がたまっているときです。
この状態で鼻うがいを行うと、膿が耳に流れ込み、中耳炎を引き起こす可能性があります。
また、鼻の中に強い炎症があるときは、洗浄液がしみたり不快感が強くなったりすることもあります。
鼻の痛みが強い、発熱がある、黄色や緑色の鼻水が大量に出るといった症状がある場合は、鼻うがいを行う前に耳鼻科を受診しましょう。
唾液や洗浄水を飲み込まない
鼻うがい中は、洗浄液や唾液を飲み込まないようにすることが大切です。
水を飲み込むと鼻と耳をつなぐ管が開き、洗浄液が耳に流れ込みやすくなります。
耳に水が入ることで、中耳炎を引き起こす可能性があるため注意しましょう。
洗浄液を飲み込まないためには、口を軽く開け、常に「えー」や「あー」のように声を出すイメージで呼吸すると、自然と飲み込む動作が抑えられます。
また、洗浄後すぐに強く鼻をかむと、鼻に残った水が耳へ押し込まれる可能性があります。
洗浄後は軽く前かがみになり、やさしく鼻をかむようにしましょう。
鼻うがいのやり方についてのよくある疑問

鼻うがいのやり方に関するよくある疑問をまとめました。
- 鼻うがいは水道水でもできるの?
- 鼻うがいは家にあるもの(コップ・ストロー)でできる?
- 鼻うがいがしみない・痛くないのはなぜ?
ここでは上記の疑問についてそれぞれ解説します。
Q:鼻うがいは水道水でもできる?
日本の水道水は安全性が高いため使用しても問題ないとされています。水道水を一度沸騰させ、40℃くらいまで冷ましてから使用することをおすすめしております。
また、真水のまま鼻に入れると強い痛みが出るため、生理食塩水と同じ濃度に調整することも重要です。
快適に行うためにも、必ず塩や専用の洗浄剤を溶かしたぬるま湯を使うようにしましょう。
Q:鼻うがいは家にあるもの(コップ・ストロー)でできる?
家にあるコップやストローを使って鼻うがいをする方法もありますが、積極的にはすすめられません。
ストローで食塩水を吸い込む方法は力加減が難しく、洗浄液を飲み込んでしまうリスクがあります。
飲み込むと耳に水が流れ込み、中耳炎につながることもあるため注意が必要です。
また、コップでは水の流れをうまく調整できず、洗浄が不十分になることがあります。
鼻うがいは一定の勢いで鼻から喉へ流れることでしっかり洗えるため、専用器具を使う方が安全で効果的です。
初めての方は、鼻うがい用の専用器具を使用することをおすすめします。
Q:鼻うがいがしみない・痛くないのはなぜ?
鼻うがいがしみない・痛くないのは、生理食塩水と呼ばれる体液に近い塩分濃度の液を使うためです。
子どものころ、プールで鼻に水が入ってツーンとした経験がある方は多いと思いますが、あれは水と体の浸透圧が違うために起こる現象です。
一方、生理食塩水は体液とほぼ同じ濃度のため、鼻の粘膜に負担が少なく、しみる感覚がほとんどありません。
また、洗浄液を体温に近い温度にすることで、より快適に行えます。
電動式で楽々!毎日の鼻うがいなら「ハナオートDX」がおすすめ

毎日の鼻うがいを習慣にしたいなら、鼻ケア・洗浄器の『ハナオートDX』がおすすめです。
電動で安定した水流が出続けるため、初心者でも安心して手軽に使用でき、鼻の奥の隅々まで洗い流しやすい点が大きなメリットです。
水圧は弱・中・強の3段階で調節可能で、症状に合わせて使用できます。
さらに洗浄剤が付属しているため、自分で生理食塩水を用意するのが不安な方も安心です。
360mlの大容量タンクでたっぷり洗い流せることも特徴です。
まとめ
鼻うがいは、鼻の中を直接洗えるため、鼻づまりやアレルギー症状の軽減に役立つセルフケアです。
痛みを心配する方もいますが、生理食塩水の適切な濃度や正しいやり方を守れば、痛みや不快感を感じずに行えます。
また、鼻うがいをする際は専用容器を用意するのがおすすめです。
nicoja公式オンラインショップで扱っている『ハナオートDX』は、電動式の鼻ケア・洗浄器で、鼻の奥まで隅々洗い流せます。
初めての鼻うがいで不安な方は、ぜひこちらの製品の使用も検討してみてください。
記事監修者
日光精器株式会社開発部執行役員 上村 明
低周波治療器や鼻うがい器の実践的な情報を選りすぐり掲載しました。具体的な使い方やメリットをわかりやすく紹介しています。
少しでもお悩みを解決するためのご参考になりますと幸いです。
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