四十肩・五十肩の低周波治療器の貼り方は?正しい使い方や注意点について解説

四十肩・五十肩の低周波治療器の貼り方は?正しい使い方や注意点について解説

低周波治療器は筋肉をほぐしたり血流を促したりする働きが期待でき、四十肩・五十肩の症状を和らげられます。

しかし、効果を引き出すには貼り方や使い方がとても重要です。

貼る位置がずれていたり、刺激が強すぎたりすると十分な効果が得られにくく、症状が悪化することもあります。

この記事では、四十肩・五十肩に対する低周波治療器の正しい貼り方と使用のコツについて解説します。

低周波治療器を使用するときの注意点やセルフケア方法もまとめているため、ぜひ参考にしてみてください。

四十肩・五十肩に低周波治療器は効果がある?

四十肩・五十肩に低周波治療器は効果がある?

四十肩・五十肩は、肩まわりの組織に炎症が起きることで痛みや動かしにくさが生じる症状です。

肩を上げようとすると痛みが強く出たり、夜間にズキズキして眠れなかったりと、日常生活に影響を及ぼすことがあります。

こうした症状の治療に使われるのが、低周波治療器です。

低周波による電気刺激は、筋肉の緊張をやわらげたり血流を促したりする作用が期待でき、痛みの緩和や動かしやすさの改善につながります。

ここでは低周波治療器の急性期・慢性期それぞれの治療効果について解説します。

急性期における治療効果

四十肩・五十肩の急性期(発症から約6か月)は、特に痛みが強く出る時期です。

肩の中で炎症が起きているため、動かしたときだけでなく安静にしていてもズキッとした痛みが出たり、夜間に痛みで目が覚めたりします。

この段階で無理に動かそうとすると炎症が悪化する場合があるため、刺激を抑えながら痛みを和らげるケアが中心になるでしょう。

低周波治療器は弱い電気刺激によって痛みを抑える効果が期待でき、強い刺激を使わなくても疼痛の軽減が見込めます。

筋肉が軽く収縮と弛緩を繰り返すことで血流が促され、炎症による不快感が和らぐ可能性もあります。

ただし、急性期は刺激が強すぎるとかえって痛みが増すことがあるため、出力を低く設定し、短時間から様子を見て使用することが大切です。

慢性期における治療効果

慢性期(発症から6か月以降)に入ると、肩が思うように動かない、服を着替えるときに腕が上がらないなど、可動域の制限に悩む方が多くなります。

この段階では肩まわりの筋肉が固くなりやすく、関節も動かしづらい状態になっていることが多いため、少しずつ柔軟性を取り戻すことが大切です。

低周波治療器の電気刺激は筋肉のこわばりを和らげ、可動域の制限を改善する効果が期待できます。

血行が良くなることで、肩を動かしたときの重だるさが軽減し、ストレッチや運動療法を取り入れた際に動きがスムーズになる可能性があります。

日々のケアとして継続して行うことで、肩の動かしにくさが少しずつ和らぎ、日常動作が楽になっていく効果が期待できるでしょう。

低周波治療器が四十肩・五十肩に効くメカニズム

低周波治療器が四十肩・五十肩に効くメカニズム

低周波治療器が四十肩・五十肩に効くメカニズムは以下の通りです。

  • 固まった筋肉をほぐす
  • 血液やリンパの流れを促進する
  • 痛みの伝達を抑制する

ここでは上記3つの作用についてそれぞれ解説します。

固まった筋肉をほぐす

低周波治療器の電気刺激は、筋肉に収縮と弛緩を繰り返させる作用があり、これがマッサージに近い効果を生みます。

肩甲骨周りや首・肩にかけて固まった筋肉が徐々にほぐれ、柔らかさを取り戻すことで、肩が動かしやすくなる可能性があります。

また、筋肉が柔軟になることで、肩を上げたり、背中に手を回したりする動作の負担が軽くなる効果が期待できるでしょう。

血液やリンパの流れを促進する

低周波治療器による電気刺激は、筋ポンプ作用を活性化する特徴があります。

筋ポンプ作用とは、筋肉の収縮・弛緩を繰り返すことで、静脈内の血液やリンパ液を心臓の方へ送り出す働きのことです。

四十肩・五十肩で肩を動かしづらい状態が続くと、この筋肉の働きが弱まり、血行不良になりがちです。

血流が落ちると、痛みを引き起こす物質が肩に溜まりやすくなり、炎症が長引く原因にもつながります。

低周波刺激によって筋肉がリズミカルに動くことで、血液やリンパの流れが整い、不要な物質が排出されやすい状態になるのです。

さらに、血行が改善することで組織の修復に必要な酸素や栄養が届きやすくなり、肩の回復をサポートする働きも期待できます。

痛みの伝達を抑制する

低周波治療器は、痛みの伝わり方そのものを抑える作用も期待できます。

これは『ゲートコントロール理論』と呼ばれる考え方が関係しており、太い神経と細い神経が同時に刺激されたとき、脊髄が太い神経の刺激を優先して受け取る特徴を利用したものです。

電気刺激によって太い神経が活性化すると、細い神経からの痛みの信号に対して脊髄が門を閉ざすため、脳へ届く痛みが弱まると考えられています。

この作用により、肩の慢性的な痛みが和らぐ可能性があるのです。

夜間痛が続く方でも、刺激のコントロールを行いながら使用することで痛みが和らぎ、寝つきが良くなるケースもあります。

電気刺激は直接筋肉を動かすだけでなく、神経の働きにアプローチできる点が大きな特徴です。

四十肩・五十肩に対する低周波治療器の正しい貼り方・使い方

四十肩・五十肩に対する低周波治療器の正しい貼り方・使い方

四十肩・五十肩に低周波治療器を使用する場合は、適切な使用方法を守ることが大切です。

ここではパッドの正しい貼り方や使い方について解説します。

パッドの貼り方

低周波治療器の効果を引き出すには、パッドを適切な位置に貼ることが大切です。

肩の痛みが出やすい前側と後ろ側を挟むように貼ると、筋肉全体に刺激が届きやすくなります。

肩甲骨の周辺や首の付け根は筋肉が固まりやすいため、症状に合わせて位置を調整してみるとよいでしょう。

大きめのパッドを使う場合は広い範囲をカバーでき、小さめのパッドなら細かい部位に当てられます。

なお、皮膚に傷や湿疹があるときは使用を控えましょう。

出力調整

低周波治療器を使用するときは、まずは低い出力から始めましょう。

最初から強い刺激を与えると、筋肉が過度に収縮して逆に痛みが強まる可能性があります。

まずは心地よいと感じる弱めのレベルで試し、慣れてきたら少しずつ強さを調整すると安全です。

刺激を感じにくいからといって一気に強くするのは避けましょう。

使用時間

低周波治療器の使用時間は、1回につき15〜20分程度を目安にしましょう。

短すぎると十分な刺激が得られず、長時間続けると筋肉に負担がかかりやすいため、適度な時間を守ることが大切です。

1日あたり2〜3回までにとどめ、連続で使用するのは避けましょう。

特に急性期の痛みが強い時期は、短時間で様子を見ながら使うことが大切です。

慢性期では、軽いストレッチとあわせて使用すると血流が促され、可動域の制限が改善しやすくなる可能性があります。

四十肩・五十肩に低周波治療器を使うときの注意点

四十肩・五十肩に低周波治療器を使うときの注意点

低周波治療器は誤った使い方をすると皮膚トラブルや症状の悪化につながる恐れがあります。

そのため、以下の注意点を守って使用することが大切です。

  • 長時間の連続使用は控える
  • 痛みや違和感が生じたらすぐに使用を中止する
  • 心臓付近にパッドを貼らない
  • パッドはこまめにお手入れして清潔な状態を保つ

ここでは上記4つの注意点についてそれぞれ解説します。

長時間の連続使用は控える

低周波治療器を長時間連続で使用すると、逆に筋肉や皮膚へ負担をかけてしまう可能性があります。

電気刺激が長く加わると筋肉が疲労しやすくなり、治療後に重だるさが強く出る場合もあります。

また、パッドを貼った部分の皮膚が赤くなる、ヒリヒリするなどのトラブルが起きることもあるため、1回につき15〜20分程度を目安に使用しましょう。

症状を早く改善したいと考えて過度に使用してしまう方もいますが、使いすぎは逆効果になりやすいため、決められた時間を守ることが大切です。

痛みや違和感が生じたらすぐに使用を中止する

低周波治療器を使用している途中で痛みやしびれ、強い違和感が出た場合は、すぐに使用を中止しましょう。

電気刺激は筋肉を動かし血流を促す働きがありますが、刺激が強すぎたり貼る位置が適切でないと、症状を悪化させる可能性があります。

異常を感じたらすぐに使用を止め、症状が続く場合は医療機関に相談することが大切です。

心臓付近にパッドを貼らない

低周波治療器を使用する際は、胸の中心や心臓の近くにパッドを貼ってはいけません。

電気刺激が心臓のリズムに影響を与える可能性があるため、安全性の観点から避けるべきとされています。

特に心臓ペースメーカーを使用している方は、低周波治療器そのものが禁忌となることがあるため、使用前に必ず医師へ相談しましょう。

パッドはこまめにお手入れして清潔な状態を保つ

低周波治療器のパッドは、こまめにお手入れして清潔な状態を保つことが大切です。

パッドは肌に直接触れるため汚れがつきやすく、汗や皮脂、ほこりが残ったまま使用すると粘着力が落ちたり、皮膚トラブルの原因になったりすることがあります。

使用後はパッドの表面を軽く水洗いしたり、取扱説明書にある方法で汚れを取り除いて清潔な状態を保つことが大切です。

こまめにお手入れをしていれば、電気刺激が均等に伝わりやすくなり、治療効果を感じやすくなります。

また、粘着力が弱くなっている場合はパッドの交換も検討しましょう。

低周波治療と組み合わせると良い四十肩・五十肩のセルフケア方法

低周波治療と組み合わせると良い四十肩・五十肩のセルフケア方法

低周波治療だけに頼るのではなく、日常でできるセルフケアを組み合わせることで、より症状が改善しやすくなります。

四十肩・五十肩のおすすめのセルフケア方法は以下の通りです。

  • 患部を温める
  • 適度なストレッチや運動
  • 正しい姿勢を心がける
  • 市販薬を使用する

ここでは上記4つのセルフケア方法についてそれぞれ解説します。

患部を温める

患部を温めることで血流が良くなり、こわばった筋肉が緩みやすくなります。

低周波治療器を使う前に肩を温めておくことで、血行が促進され、相乗効果による症状の改善が期待できます。

ホットパックやカイロ、蒸しタオルなどを使い、心地よいと感じる程度の温かさでじんわり温めましょう。

入浴時に湯船につかり、肩まで温めるのも効果的です。

適度なストレッチや運動

低周波治療器で筋肉をほぐしたあとに軽くストレッチを行うと、肩の可動域が広がりやすくなります。

例えば、腕を前後にゆっくり揺らすペンデュラム運動や壁を使った肩の運動、腕の上げ下げ運動などがおすすめです。

痛みをこらえて無理に動かすのではなく、痛みが出ない範囲で行うことがポイントです。

毎日少しずつ動かす習慣をつけることで、肩の可動域の改善につながります。

専門家の指導を受けると、より適切な運動方法が分かるでしょう。

正しい姿勢を心がける

姿勢は肩への負担に大きく影響するため、正しい姿勢を心がけることが大切です。

デスクワークやスマホ操作で背中が丸くなると、肩甲骨の動きが悪くなり、肩まわりの筋肉が固まりやすくなります。

背筋を軽く伸ばし、胸を開くように意識するだけで無理のない姿勢になります。

同じ姿勢を長時間続けていると肩周りの血行が悪化するため、1時間に一度は軽く肩を回すなどの軽いストレッチを行うのがおすすめです。

姿勢改善はすぐに効果が出るわけではありませんが、続けることで肩の負担が徐々に軽くなる可能性があります。

市販薬を使用する

四十肩・五十肩の痛みがつらい場合は、市販薬を併用するのも一つの方法です。

炎症による痛みには、インドメタシンなどの鎮痛消炎成分を含んだ湿布が使いやすく、特に温感タイプのものは血行促進を助ける効果も期待できます。

痛みが強く日常生活に支障があるときは、飲み薬の消炎鎮痛剤も有効です。

ただし市販薬でのセルフケアには限界があるため、症状が長く続く場合や悪化する場合は、医師や薬剤師に相談しましょう。

低周波治療器「スマート低周波」ならアプリで簡単操作

低周波治療器「スマート低周波」ならアプリで簡単操作

この低周波治療器は、独自の周波数により肩こりをほぐします。

パッドを装着してアプリで簡単に操作できるため、機械操作が苦手な方でも手軽に使える点が魅力です。

さらに直径44mmのマカロンサイズの小型治療器のため、職場や旅行先など、好きな場所に持ち運んで使える点も大きな特徴です。

手軽に使える低周波治療器をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。

まとめ

低周波治療器を使用する際は、パッドの位置・出力・使用時間を正しく守ることが大切です。

肩の前後を挟むように貼ることで刺激が届きやすくなり、筋肉のこわばりが和らぐ可能性があります。

また、患部を温めたり軽いストレッチを取り入れたりすることで、より治療効果を高められます。

自宅でのケアと無理のない範囲での運動を組み合わせながら、少しずつ症状の改善を目指しましょう。

コンパクトで持ち運びやすい治療器となっているため、低周波治療器をご検討中の方はぜひチェックしてみてください。

記事監修者

日光精器株式会社 開発部執行役員 上村 明

日光精器株式会社
開発部執行役員 上村 明

低周波治療器や鼻うがい器の実践的な情報を選りすぐり掲載しました。具体的な使い方やメリットをわかりやすく紹介しています。
少しでもお悩みを解決するためのご参考になりますと幸いです。

関連記事