猛威を振るう花粉と対策商品のご紹介
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長い冬が終わり、だんだんと暖かな過ごしやすい気候になってきました。お花見やピクニックなど、外に遊びに出かける方も多いのではないでしょうか。とは言え、夜はまだ少し冷えますね。くれぐれも体調管理には気を付けてください。
体調管理と言えば、最近では行く先先で鼻をかむ姿を目にします。 人は恐怖を前にするとガタガタと身体を震わすものですが、今はズルズルと鼻を震わす人が多いこの時期。今年も恐ろしい大敵が猛威を振るっております。

「花粉」
今や国民の2人に1人以上は花粉症と言われています。症状の重い方だと、外を出歩くことは勿論、屋内にいてもくしゃみや鼻水が止まらないと聞きます。
本記事では、そんな花粉について詳しくお話し、簡単な対策方法やおすすめグッズ についてもご紹介します。
〇花粉症とは

花粉症とは、花粉によって身体に発生する免疫反応を指します。体内に花粉が入ったときに、からだが異物と認識すると、この異物に対抗するために抗体を作ります。症状には個人差がありますが、くしゃみや鼻水、鼻詰まり、目のかゆみなど、花粉症の症状として出現するようになります。
〇花粉が多い時期
種類によって飛散時期も異なりますが、冬の終わりから春にかけての2~4月頃に飛散するのは、スギ花粉になります。 また、昼の前後と夕方に多く飛散し、以下の天候時には、特に花粉は多くなります。

〇花粉が多くなる気候
・晴れて気温が高い日
・空気が乾燥して、風邪が強い日
・雨上がりの翌日
〇都道府県別の花粉飛散量
花粉は環境にも左右されるため、当然ながらその飛散量も地域ごとに異なります。

昨年度と比較して、ほとんどの都道府県が昨年度比で花粉飛散量が増加しております。特に、スギ花粉の飛散量は昨年度の夏の気候にも左右されるとされているため、 2024年に猛暑を記録したことから、2025年の花粉飛散量が増加したと言えます。
花粉と気候変動の関係性についての詳細は、下記URLより
花粉症と気候変動の関係 温暖化で花粉は増えた? 症状は重くなった? – ウェザーニュース
〇花粉症を予防するには

1. 花粉を避ける
・顔にフィットするマスク、眼鏡を装着する
・花粉飛散の多い時間帯(昼前後と夕方)の外出を避ける
2. 花粉を室内に持ち込まない
・外出の際は、花粉が付きにくく露出の少ない服装で
・手洗い、うがい、洗顔、洗髪で花粉を落とす
・換気方法を工夫する
・洗濯物や布団の外干しを控える
また、普段の生活の中ではあまり気づかないかもしれませんが、日本政府が実施している花粉症対策もあります。
1. 発生源対策
・スギ人口林の伐採。植え替え等の加速化
・スギ材需要の拡大
・花粉の少ない苗木の生産拡大
・林業の生産性向上及び労働力の確保

2. 飛散対策
・スギ花粉飛散量の予測精度向上支援
・スギ花粉の飛散防止

3. 発祥、曝露対策
・花粉症の治療:治療薬増産、研究開発など
・花粉対策に役立つ認証制度や製品の普及、啓発
・花粉症予防行動の周知、企業等の取組推進

おすすめの花粉対策について
前に述べたような、うがいや手洗い、マスクの着用を花粉対策として実施している方は多いかと思いますが、鼻の不快な症状の軽減に期待ができるセルフケアとして、「鼻うがい」がおすすめです。
鼻うがいは、鼻をかんでも取りづらいネバネバした鼻水や感染の原因となるウイルスや細菌を洗い流せるとして、花粉対策に限らず風邪の予防にも効果が期待できるとされています。

「鼻うがい」とは
「鼻洗浄」とも呼ばれ、うがいのように、水を鼻の中に入れて埃やウイルス、細菌、花粉などの異物を洗い流す方法を指します。
通常、鼻水が溜まったときは鼻をかむのが簡単なセルフケアですが、鼻をかむだけでは粘り気のある鼻水やウイルス、細菌、膿などを取り除くのは難しいものです。
しかし、鼻うがいをすると鼻の奥に残る鼻水や膿などをスッキリ洗い流せるようになったり、鼻腔内の乾燥を防いだりすることが期待できます。
「鼻うがい」のやり方
「鼻うがい」のやり方
【必要なもの】
・洗浄液(水、塩)
・鼻洗浄器具

①洗浄液を作る
一般的な鼻うがいでは、洗浄液として生理食塩水を使用します。沸騰したお湯500mlに5gの塩(小さじ1杯)を溶かし、これを40℃程度まで冷ますと濃度1%の生理食塩水が完成です。なお、作り置きは避けてください。
②洗浄液を優しく鼻に流し込む
容器に洗浄液を入れ、前かがみの状態になって「あー」と声を出しながら鼻に洗浄液を流し込みます。大きく上を向いて洗浄液を入れてしまうと、耳に洗浄液が入ってしまう恐れがあり、中耳炎の原因にもなるので、必ず前かがみで行いましょう。
また、勢いよく洗浄液を鼻の中に入れてしまうと、洗浄液が耳の中に入ってしまったり、鼻の粘膜を傷付けてしまったりする恐れがあるので、注意してください。
③反対側の鼻や口から洗浄液を出す
流し込んだ洗浄液を反対の鼻の穴から出します。反対の鼻から出すのが難しい場合は、流し込んだ鼻の穴から洗浄液を出しても問題ありません。
④残った洗浄液を鼻や口から出し、軽く鼻をかむ
鼻腔内に残った洗浄液を、顔を傾けて流し出します。洗浄後、鼻を優しくかんで鼻の中に洗浄液が残らないようにしましょう。
〇「鼻うがい」は毎日行っても良いのか
鼻うがいは基本的に、毎日行っても問題ありません。
鼻の中に炎症が起こってから鼻うがいをしても改善には時間がかかってしまうでしょうが、普段から鼻うがいを行うことで予防としての効果が高くなります。
慢性の鼻疾患を持つ方以外は毎日行う必要がありませんが、花粉の時期や屋外に長期間滞在した後、大掃除をした後など、適切なタイミングで行うのが望ましいです。
〇予防的に行うなら1日1〜3回程度がおすすめ
予防的に鼻うがいをするなら、片側100〜150mlずつを1日1、2回程度、多くても3回程度を目安に行うのが望ましいです。
例えば、朝、帰宅後、就寝前に行うと、予防としての効果が期待できるでしょう。
〇症状が強い場合は1日5〜6回程度
アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎などの症状が酷くて辛いときは、1日に5〜6回程度鼻うがいをしても問題ないとされる場合があります。
しかし、鼻や喉に急性炎症がある場合は、鼻うがいによって、かえって症状が悪化する可能性もあるので、事前にかかりつけ医に相談するなど注意が必要です。
その場合は早めに耳鼻科等を受診して、急性の炎症に対する治療を優先した方が良いでしょう。
〇やりすぎには注意!
鼻うがいはやりすぎると逆効果になってしまう恐れがあるため、1日1〜3回程度に留めておくのが望ましいです。
1日に何度も鼻うがいをすると、フィルターとしての役割を果たしている必要な粘膜の粘液まで洗い流してしまったり、鼻の粘膜を傷つけたりする危険性があり、症状の悪化や痛みに繋がります。
鼻本来のバリア機能を守るためにも、適切な頻度で鼻うがいを行いましょう。

〇おすすめの鼻洗浄器をご紹介
現在花粉症などで悩んでいる方におすすめしたい鼻うがいグッズは、nicojaの鼻用洗浄器「ハナオート」「ハナオートDX」です。

引用:nicoja公式HP
鼻洗浄器は大きく「手動式」と「電動式」で分類されますが、両製品はどちらも「電動式」となっています。「電動式」は連続噴射と水圧調整により安定した洗浄が可能です。ノズルを鼻に当ててスイッチを押すだけなので、初心者でも扱いやすいです。

ハナオート・ハナオートDXの違いは図の通りです。
DXはタンク容量がハナオートの190mlに対し2倍の380mlとなっているため、よりたっぷりと洗浄が可能です。また、手元が自由に動かせる50cmのロングノズルで、タンクを置いてノズルの位置を自由に動かせるので、使いやすいというメリットもあります。本体直結のショートノズルも付属しているため、好みで変更可能です。
また、両製品にはソルトミントという生理食塩水を作るための粉末も付属されています。これを使うことで鼻に水が入った際のツーンとする痛みも無く、むしろミントによるさわやかでスッキリとした感覚を味わうことができます。

選べる3段階の水圧
両製品の水圧は、「弱」「中」「強」の三段階調節が可能であるため、自分に合った強さを設定できます。
鼻うがいが初めての方や高齢の方、お子さんは弱い水圧で、慣れてきた方は中くらいの水圧で洗浄するのがおすすめです。
また、開始から1分後に自動で止まるタイマー付きなので、洗い過ぎる心配もありません。安心して、安定した鼻うがいを行うことができます。
安心して使える日本製の医療機器
ハナオートを製造したのは、これまで幅広い分野で大手メーカー製品の開発設計から完成品製造までを手掛けてきた医療機器メーカーです。高い技術力を駆使してハナオートが作られており、製品は一般医療機器として届出がされています。 また、繊細な鼻をケアする衛生品だからこそ、安心して使用できる日本製にこだわって開発している点も強みです。



終わりに
いかがでしたでしょうか。花粉対策として、うがいや手洗い、マスクなどされている方は多くおられますが、「鼻うがい」を試された経験のある方は少ないようです。通常のうがいでは届かないような鼻腔の奥も、しっかり洗浄することができる「鼻うがい」。このすっきり感をまだ味わっていない方はもったいない!
今回ご紹介した商品は、初心者の方でも安心して扱えるため、この春花粉症で悩まれている方は是非この機会にお試しになってみてください。
記事監修者

日光精器株式会社開発部執行役員 上村 明
低周波治療器や鼻うがい器の実践的な情報を選りすぐり掲載しました。具体的な使い方やメリットをわかりやすく紹介しています。
少しでもお悩みを解決するためのご参考になりますと幸いです。
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