鼻うがいの洗浄液はどこを通る?鼻うがいを自宅で行う方法や効果を解説

鼻うがいの洗浄液は、片方の鼻孔から入り、もう一方の鼻孔から排出されます。
もしくは、鼻腔の奥を通って口から排出されます。
本記事では、鼻うがいの洗浄液はどこを通るのかについて紹介します。
他にも「鼻うがいを自宅で行う方法」や「鼻うがいの効果」についても解説していきます。
ぜひこの記事を参考にして、鼻うがいの洗浄液はどこを通るのかについて理解を深めてみてください。
鼻うがいの洗浄液はどこを通る?
鼻うがいの洗浄液は、鼻に注入した際に、片方の鼻孔から入り、もう一方の鼻孔から排出されます。
もしくは、鼻腔の奥を通って口から排出するケースもあります。
鼻の奥には耳と喉をつなぐ管があり、過剰な圧力がかかると中耳炎の原因になることがあるので注意が必要です。
最初に鼻の洗浄を行う際は、弱い力でゆっくりと始め、徐々に自分に合った適切な圧力に調整してください。
また、ノズルを強く押し付ける必要はなく、軽く当てるだけで十分洗浄が可能です。
万が一、耳に痛みを感じた場合は、すぐに洗浄を中止するようにしましょう。
鼻うがいを自宅で行う方法
鼻うがいを自宅で行う方法については、以下の4つが挙げられます。
- 手順①:洗浄液を作る
- 手順②:優しく洗浄液を流し込む
- 手順③:反対側の鼻から洗浄液を排出する
- 手順④:軽く鼻をかむ
それぞれの方法について解説していきます。
手順①:洗浄液を作る
洗浄液は、市販の生理食塩水を使うこともできますが、材料が揃えば自宅でも簡単に作ることが可能です。
500mlの沸騰させたお湯を約40℃まで冷やし、そこに5gの塩をしっかりと溶かすだけで完成します。
作った洗浄液は、雑菌の増殖を防ぐために、残っている分を保存せず、使用後は必ず廃棄するように注意が必要です。
手順②:優しく洗浄液を流し込む
容器に洗浄液を入れたら、少し前傾姿勢を取り、「あー」と声を出しながらゆっくりと鼻に洗浄液を優しく流し込みましょう。
顔を大きく上に向けてしまうと、洗浄液が耳に入ることがあり、それが中耳炎の原因になる可能性があるため、必ず前かがみの状態で鼻うがいを行うことが重要です。
また、洗浄液を急に勢いよく鼻に注ぐと、耳に入り込んだり、鼻の粘膜を傷つけたりする危険性があるので、十分に注意しましょう。
手順③:反対側の鼻から洗浄液を排出する
鼻に入れた洗浄液は、反対の鼻孔から排出します。
口から出てきてしまっても、しっかりと排出すれば問題はありません。
万が一、反対側の鼻から出すのが難しい場合は、最初に入れた方の鼻孔から洗浄液を出すようにしましょう。
手順④:軽く鼻をかむ
鼻うがいを終えたら、顔を傾けて鼻腔内に残った洗浄液をしっかり排出します。
また、鼻を優しくかんで、鼻の中に洗浄液が残らないように注意しましょう。
洗浄液が残ってしまうと、中耳炎を引き起こす可能性があるので注意が必要です。
鼻うがいの効果
鼻うがいの効果については、以下の5つが挙げられます。
- 風邪・インフルエンザ対策
- アレルギー症状の対策
- 副鼻腔炎の緩和
- 口呼吸の防止
- 鼻の不快感の軽減
それぞれの効果について解説していきます。
風邪・インフルエンザ対策
鼻うがいを行うことで、風邪やインフルエンザなどの病原ウイルスを洗い流すことで、これらの病気を予防する効果が期待できます。
また、口呼吸を続けると、細菌やウイルスが直接喉や肺に侵入しやすくなりますが、鼻づまりを解消すれば、鼻がフィルターとして機能し、感染症を防ぐ助けとなります。
このように、鼻うがいをすることによって、健康状態を維持することにもつながります。
アレルギー症状の対策
鼻うがいを行うことで、花粉やハウスダストといったアレルギー物質を洗い流すことができるため、アレルギーの症状を軽減したり、予防につながる可能性があります。
そのため、くしゃみや鼻づまり、鼻水など花粉症で困っている方は、手洗いやうがいと同じように、鼻うがいを日常に取り入れることをおすすめします。
副鼻腔炎の緩和
鼻うがいは、副鼻腔炎の緩和が期待できます。
副鼻腔炎は、顔面や頭蓋骨内に存在する副鼻腔と呼ばれる空洞部分で発生する炎症です。
この炎症は、風邪やアレルギー性鼻炎などが原因で副鼻腔内に細菌が入り込むことで起こります。
具体的には、粘度の高い鼻水や鼻づまり、さらには頭痛といった不快な症状が現れることがよくあります。
鼻うがい自体では副鼻腔の内部を直接洗浄することはできませんが、鼻腔内の異物や粘り気のある鼻水を除去することで、症状の予防や緩和に寄与する可能性があります。
口呼吸の防止
鼻うがいをすることによって、鼻詰まりの改善にもつながるので、口呼吸の防止が可能です。
鼻が詰まっているために口で呼吸をしてしまう人がいますが、これは口の中を乾燥させたり、炎症を引き起こしたりするだけでなく、ウイルスが口から直接侵入するリスクも高めます。
このように、鼻うがいを行うことで鼻腔が清潔になり、鼻での呼吸が楽になることで、口呼吸による様々なリスクを減らすことが期待できます。
鼻の不快感の軽減
鼻うがいをすることによって、鼻の不快感の改善ができます。
実際に、花粉症やハウスダストによって、鼻がムズムズしたり、乾燥が原因で不快感を感じる方も少なくありません。
しかし、鼻うがいを行うことで、粘り気のある鼻水をしっかりと洗い流し、鼻の粘膜に潤いを与えることで、こうした不快な症状が和らぐことが期待できます。
鼻うがいが痛くならない理由
鼻うがいがいたくならない理由として、洗浄液を使用することが挙げられます。
鼻に水が入ったときにツーンとした不快感が生じるのは、水と鼻水の浸透圧が違うからです。
人間の体液に含まれる鼻水や涙の塩分濃度は約0.9%なので、この濃度に合わせた洗浄液を使うことで、浸透圧が均等になり、違和感なく洗浄が可能となります。
鼻うがいの注意点
鼻うがいの注意点については、以下の4つが挙げられます。
- 洗浄液はゆっくりと押し出す
- 水道水をそのまま使用しない
- 洗浄液が鼻の中に残らないようにする
- 使用年齢を守る
それぞれの注意点について解説していきます。
洗浄液はゆっくりと押し出す
鼻うがいをする際には、洗浄液はゆっくりと押し出すように流し込みましょう。
実際に、洗浄液が入ったボトルを強く押しすぎると、液体が勢いよく噴き出し、耳に入り込んだり、鼻の粘膜にダメージを与えるリスクがあります。
そのため、洗浄液を注入する際には、軽い力で少しずつゆっくりと流し込むよう心がけましょう。
水道水をそのまま使用しない
水道水だけで鼻うがいを行うことは避けてください。水道水をそのまま使用した場合、体液との浸透圧の違いからツーンとした痛みを感じたり、鼻の粘膜を損傷したりする恐れがあります。
鼻うがいを行う際は、水道水に適量の食塩や専用の洗浄剤を混ぜた「生理食塩水」を使用しましょう。
洗浄液が鼻の中に残らないようにする
鼻うがいを行った後は、鼻腔に残った洗浄液をしっかり排出するために、顔を傾けて洗浄液を流し出しましょう。
次に、無理なくやさしく鼻をかんで、洗浄液が完全に排出されるようにしてください。
万が一、鼻腔内に液が残ったままだと中耳炎を引き起こすリスクが高まる可能性があります。
また、洗浄液を誤って飲み込まないよう注意が必要です。
使用年齢を守る
小さなお子様の場合、鼻うがいがうまくできないことがあるため、必ず保護者の方がしっかりとサポートするのはもちろん、使用年齢は必ず守るようにしましょう。
子どもは大人とは異なり、鼻に水が入ることに対する不快感や痛みのイメージがないこともあります。
そのため、勢いよく水を注ぎ込んでしまうリスクがあるのも事実です。
このように、市販の鼻うがい器具を使用する際には、使用時には必ず対象年齢を確認し、安全に配慮して使用するようにしましょう。
鼻うがいをやめた方が良い人の特徴
鼻うがいをやめた方が良い人の特徴については、以下が挙げられます。
- 誤嚥のリスクが高い人
- 中耳炎を繰り返し起こしやすい人
- 鼻にポリープがある人
上記の特徴を持っている方が鼻うがいを行うと、洗浄液が誤って気道や肺に入り、呼吸器系にトラブルを引き起こす可能性があります。
また、鼻に関する疾患がある方や治療を受けている方については、鼻うがいを行う際は必ず担当の医師に相談し、医師の指示に従うようにしましょう。
鼻うがいなら電動鼻用洗浄器「ハナオートDX」がおすすめ
項目 | 内容 |
---|---|
メーカー | 日光精器株式会社 |
生産国 | 日本 |
タンク容量 | 380ml |
サイズ | 高さ152mmx幅64mmx奥行130mm(ノズル取り外し時) |
質量 | 260g(電池除く)※ロングノズル取り付け |
防水型 | 日常生活防水(防雨型)IPX3相当 |
付属品 | 計量スプーン、ノズルセット、お試し用洗浄剤(ソルトミント)10包 |
ソルトミント成分 | 塩化ナトリウム、メントール、ペパーミント |
医療機器区分 | 一般医療機器 |
ハナオートDXは、鼻の不快感や鼻炎、花粉症などに悩んでいる方におすすめの電動鼻用洗浄器です。
具体的に、鼻うがいなら電動鼻用洗浄器「ハナオートDX」がおすすめな理由については、以下の4つが挙げられます。
- 3段階の水圧
- 大容量
- 楽に鼻洗浄ができる
- 日本製の医療機器
それぞれの理由について解説していきます。
3段階の水圧
ハナオートDXは、水圧を3段階に調整することができるので、自分の好みに合った強さを選ぶことができます。
鼻洗浄が初めての方や小さなお子様には弱い水圧がおすすめです。
しかし、電動鼻用洗浄器の使用経験のある方は中程度の水圧で使用することで、鼻の中を効率よく洗浄することができます。
また、1分経過後には自動で停止するタイマーが付いているので、過度に使用してしまうことを防ぐことができます。
大容量
ハナオートDXは、たっぷり使える380mlの大容量タンクを備えており、しっかりと洗浄したい方におすすめです。
さらに、50cmのロングノズルが付いており、タンクを固定したままでもノズルを自由に動かせるため、使い勝手が良いのも魅力の一つです。
また、短めのノズルも本体に直結しており、利用者の好みに応じて簡単に付け替えることができます。
楽に鼻洗浄ができる
快適な鼻洗浄を求めている方についても、ハナオートDXがおすすめです。
ハナオートDXは、タンクに40℃以下のぬるま湯と、付属の計量スプーンで計った食塩を一杯入れるだけで、すぐに使用することができます。
ノズルを片方の鼻にセットし、スイッチを押すと自動的に洗浄が始まり、およそ3分で両方の鼻をしっかりと洗い流すことができます。
さらに、電動の力によって一定の水流と安定した水圧を維持し、やさしく鼻の内部を洗浄するのが特長です。
また、鼻の奥まで水が届いても不快感が少なく、痛みを感じにくいメリットも挙げられます。
日本製の医療機器
ハナオートDXは、日本製の医療機器なので、安心して使用することができます。
具体的には、これまで様々な業界で大手企業の製品開発や設計、さらには完成品の製造に携わってきた医療機器メーカーによって生産されています。
また、最新の技術を取り入れて製造されており、一般医療機器としての届出が行われております。
さらに、鼻のケアに特化した衛生用品として、信頼できる日本製の品質にこだわり、安心して使用できるように設計されています。
このように、ハナオートDXは安心して使用することができるので、どの電動鼻用洗浄器にしようか迷っている方にもおすすめの商品です。
鼻うがいで鼻本来の機能を取り戻そう!
鼻うがいの洗浄液は、鼻に注入した際に、片方の鼻孔から入り、もう一方の鼻孔から排出され、鼻腔の奥を通って口から排出するケースもあります。
鼻うがいは、正しい方法で実践することで多くのメリットを得ることができますが、間違ったやり方で行うと、鼻腔に悪影響を及ぼすリスクがあるので注意が必要です。
また、鼻うがいには、nicojaの電動鼻用洗浄器 「ハナオート」がおすすめです。
今回紹介した製品以外にもさまざまな製品がありますので、詳しくは公式オンラインショップを確認してみてください。
記事監修者

日光精器株式会社開発部執行役員 上村 明
低周波治療器や鼻うがい器の実践的な情報を選りすぐり掲載しました。具体的な使い方やメリットをわかりやすく紹介しています。
少しでもお悩みを解決するためのご参考になりますと幸いです。
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