運動後のケアに!低周波治療器やマイクロカレントとは?
日本のトレーニングの人口について
日本におけるトレーニング人口は近年増加しています。2022年の20歳以上の筋トレ人口(実施人口)は1,640万人で、男性が941万人、女性が688万人とのことです。増加筋トレは健康や体力向上、美容にも効果的です。そんなトレーニングですがやりすぎるとかえって怪我に繋がってしまいます。怪我を予防するためにも適切なケアが重要です。
ケアをお助けする低周波治療とマイクロカレントを紹介いたします!
低周波治療とは?
低周波療法の歴史は200年とも言われ、欧州から発祥したと言われている物理療法の中の代表的な電気療法です。この治療の基本的考えは、私達人間の身体は多くの細胞で構成されており、その細胞ひとつひとつが電気活動により営まれています。
低周波治療器では、これとは逆に人体の皮膚表面より微弱な低周波電流を流して患部の治療を行うものになります。
原理は、神経、筋肉には、低い周波数のパルス電流に反応する性質があり、身体に着けた電極をとおして皮膚表面より通電し、その結果起こる筋肉の収縮運動を利用して治療します。周波数を変えたり、変調を加えることにより、治療箇所に合わせた治療ができます。
一般的な効能効果は、「肩こりの緩解、麻痺した筋肉の萎縮の予防、マッサージ効果」といったものがあげられます。
低周波電流による治療法は、疲労回復や血行促進、筋肉の疲れやこりをとり、神経痛や筋肉痛の痛みを緩解することを目的とした家庭用医療機器であり、在宅治療としてのニーズの高まりから、手軽に使用できる家庭用低周波治療器が誕生しました。現在も一般家庭において自分でできるケア方法として活用いただいていることが多いものです。
参考:日本ホームヘルス機器協会:【家庭用低周波治療器】とは? (hapi.or.jp)
低周波治療器のおすすめの貼り方
低周波治療器は、家庭用の電気治療器で、筋肉のコリをほぐし疲労回復におすすめです。正しい使い方を知って、効果的に活用しましょう。以下に部位別の効果的なパッドの貼り方と注意点をご紹介します。
肩:
肩全体が重く感じる場合は、首から肩にかけての大きな筋肉である僧帽筋の周辺や肩甲骨の上部に左右対称に挟み込みようにパッドを貼ります。
腰:
慢性的な腰の痛みに悩んでいる場合は、ズボンのウエストあたりにある脊柱起立筋付着部にパッドを貼ります。腰骨に沿わせて、パッドで腰骨を挟むように貼りましょう。
関節(ひざ):
スポーツで痛めやすいひざは、上下または左右で挟むようにパッドを貼り、治療します。
すね:
ひざの骨が出っ張ったあたりから足首にかけてパッドを貼ります。足のすねは、疲労よりケガが発生するリスクが高い部位です。ケガをした場合、アイシングをしたあとに電気治療を行うのもよいでしょう。
太もも:
太ももは肉離れを起こしやすい部分です。太もも裏のハムストリングスが肉離れを起こしたら、お尻の下からひざ裏までを3分割し、ひざ裏に近い3分の1の位置に貼ります。
肉離れは再発しやすいので、電気治療やストレッチと同時に、再発防止のトレーニングを行うことが大切だといわれています。
ふくらはぎ:
ふくらはぎも、太もも裏と同様に肉離れを起こしやすい部位です。肉離れを起こしたら、筋肉のふくらみの下にある凹んだ部分(腓腹筋筋腱移行部)を中心に、横向きパッドを貼りましょう。
※上記はおすすめの貼り付け位置を記載したものであり効果を保証するものではありません。個人差もありますのでご使用の際にはかかりつけの医師にご相談いただく事を推奨します。
電気的な刺激は「強いほど効く」わけではありません。心地よいと感じる程度の強度に調整しましょう。
急性の痛みには刺激が強すぎることもあるので、医師に相談してから使用してください。症状が改善しない場合は、ほかの原因が隠れている可能性があるため、一度医療機関を受診することをおすすめします。
低周波治療器に「ピリピリして痛そう」「使い方が難しそう」などのイメージを持たれている方もいらっしゃるかと思います。
nicojaの「スマート低周波」はマカロンサイズと小さく、コンパクトな本体となっております。15段階と幅広くレベルの設定が行え、お好みの強さに調節しやすくなっております。
また、スマホと繋げても操作ができ、簡単にお使いいただけます。オリジナルの周波が深い部分の筋肉まで届き、頑固なコリをほぐします。
マイクロカレントとは?
マイクロカレントは、ごく微弱な電流(μA、マイクロアンペア)を使う方法です。通常の電気療法とは異なり、ほとんど刺激を感じないため、神経や筋肉を興奮させません。
そのため、ケガをした直後の痛みやトレーニング後のコンディショニングケアにも適しています。
効果とメカニズム
マイクロカレントは、傷ついた組織の修復を促進するために使用されます。人体は細胞が傷ついたときに「損傷電流」という弱い電流を流して、組織を修復します。マイクロカレントはこの損傷電流と似た電流を人工的に流すことで、傷ついた組織の修復を早めようとするものになります。
使用例
マイクロカレントは、肉離れや打撲、捻挫、骨折などの症状の回復をサポートするのに期待されています。低周波治療と併用することで、痛みや筋肉疲労を緩和し、回復過程を促進できます。特にスポーツ選手やアスリートの治療やコンディショニングに広く利用されています。
引用:https://www.jstage.jst.go.jp/article/jjeapt/24/1/24_16-7/_pdf/-char/ja
ただし、症状が改善しない場合は、他の要因が影響している可能性があるため、医師に相談することをお勧めします。
マイクロカレントは、スポーツ現場でも注目されているケア方法であり、早期回復をサポートする一環として活用されています。
マイクロカレントを使った家庭用の商品の一つに「マイクロアクティヴ」があります。こちらの本体も小さくて軽く、ながらケアが行えます。使うのは手のひらサイズの本体のみなため、外出先や新幹線など持ち運びやすく、気軽にお使いいただけます。
運動後のケアをしたい方、持ち運びやすいコンディショニング機器を探している方、是非詳細をご覧ください。